アカデミー賞🄬ノミネート監督であり、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールドが、主演にティモシー・シャラメを迎えて世界に送り出す最新作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』。
公開を目前に、ハリウッドでも右に出る者がいない若手トップ俳優、本作でボブ・ディラン役を熱演した主演のティモシー・シャラメが来日!2023年・主演作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のプロモーションで初めて日本に訪れて以来、約1年半ぶり2回目の来日で、LA・NY・ロンドン・パリ・ローマなど世界各国を沸かせてきた本作のワールドプロモーションツアーがいよいよSPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYOでクライマックスを迎えた!会場は、大規模な映画レッドカーペットイベント初開催となる麻布台ヒルズ。時代の最先端をいくアーティスティックなデザインと、生命力豊かなしつらえも目を引く中央広場を舞台に、まさしくボブ・ディランがそうであったように本作&ティモシーがエンターテインメントの歴史に新たな1ページを刻み込んだ!
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抽選にて狭き門をくぐり抜けた幸運なファンたちが、ティモシー・シャラメの登場を今か今かと待ちわびる中、美しく夕暮れに染まった東京の空を背に、ゆっくりと階段を下り途中のお立ち台でその姿を現した。その瞬間、会場は割れんばかりの歓声に包まれ、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』SPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYOが華々しく幕を開けた。
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ぎっしりと埋め尽くされたファンの前に立つと、ティモシーは満面の笑みを浮かべながら、一人ひとりに心を込めたファンサービスを展開。セルフィーに応じ、サインを書き、温かな交流を楽しむ姿に、会場の熱気は最高潮に達した。限られた時間の中で、ファンとの特別なひとときを惜しみなく共有したティモシー。その姿に、会場は夢のような時間が流れた。
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そして、軽々とステージへとよじ登ると、ティモシーはファンを見渡しながら感無量の表情を浮かべ、「今日はありがとうございます。日本に戻ってこられて、本当に嬉しいです」と感謝の言葉を述べた。
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さらに、「今、ファンの方々とお会いして、以前別の作品のプレミアでお目にかかった方がいらっしゃったことを思い出しました。時間を割いて来てくださってありがとうございます。そして、この映画もぜひご覧いただきたいです」と続け、熱い思いを語りました。ボブ・ディランについては、「彼は私にとって非常に大きな存在であり、アメリカの素晴らしいアーティストの一人です。しかし、アメリカ人にとってだけでなく、日本にも多くのファンがいることを、5年半にわたるリサーチの中で知りました。1970年代には日本全国でコンサートを行い、彼の最高のレコードのいくつかが日本で録音されたこともあり、その歴史的な背景を知ると、さらにこの映画を楽しんでいただけるのではないかと思います」と、日本とボブ・ディランの深いつながりにも触れた。
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ステージ上に飾られたギブソンのギターを目にして「美しいギターですよね」とつぶやくティモシー。最後にファンへのメッセージを求められると、静かに想いを込めて「この作品を通して、本当に自分の人生を変えてくれたアーティストと出会いました。それこそが、この映画を作る上でのかけがえのない経験でもありました。」と語り、続けて、「ボブ・ディランという存在が、自分にどれほど大きな影響を与えたのかは、言葉では言い尽くせません。同じように、共演者であるエドワード・ノートンやモニカ・バルバロたちも、それぞれのキャラクターを演じる中で、ディランの持つスピリットに触れ、心を動かされていたと思います。その結果、この作品は独自の魂を持つ、唯一無二の映画となりました。ぜひ劇場でじっくりと時間をかけてご覧いただきたい、そう思える作品に仕上がったと自負しています」と、強い想いを滲ませた。
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そして最後に、「自分にとって、この映画に関わることは一つの使命のように感じていました。ただ、普段からアートというものは観る人の解釈に委ねられるべきだと考えています。皆さんがご覧になった時に、私と同じように感じるかどうか、愛していただけるかどうかは分かりません。でも、少なくともこの作品は、観る価値のある映画だと確信しています。ぜひ劇場で体験してください」と、語った。
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アカデミー賞®8部門ノミネートという快挙を引っ提げて来日した主演のティモシー・シャラメ。本作への想いと揺るぎない自信を、日本のファンの前で力強く語り、会場は興奮と期待に包まれた。
2月28日(金) 全国公開